コール オブ デューティ ファイネストアワーは第二次世界大戦を舞台にしたFPSゲームである。Spark Unlimitedによって開発され、2004年11月16日に、PlayStation 2版、 ゲームキューブ版、Xbox版がActivision(アクティビジョン)から発売された。
キャンペーン[]
ソビエト軍キャンペーン[]
コール オブ デューティ ファイネストアワーの最初の舞台はロシアのスターリングラード、そこに派遣された赤軍兵士アレクサンドロ・ソコロフは、強い意志を持つスナイパーであるタニア・パヴェロヴナと出会う。アレクサンドロはタニアの指示で丘陵上にある掩蔽壕(えんぺいごう)を奪取することになる。その後、彼の腕前を見込んだタニアはアレクサンドロをスポッターとして行動を共にする。プレイヤーは次にタニアとなり、窮地に陥ったT-34戦車と乗員が避難する工場について聞かされる前に二人はドイツ軍先遣部隊と戦う。しかし進路はふさがれ、二人は数名の同志とともに暗い下水を通って工場へ向かう。ついに彼らは工場にたどり着き、戦車が発車できるようになるまでの10分間(現実の時間)、そこを防衛する。後に戦車兵と合流した彼らはスターリングラードに向けて進軍する。
イギリス軍キャンペーン[]
イギリス軍キャンペーンは、PPAコマンドのエドワード·カーライルが北アフリカでの夜襲作戦に参加するところからはじまる。目標はドイツ軍燃料庫、通信設備、基地電源を供給するジェネレータの破壊である。チームを率いるのはボブ·スターキー軍曹。燃料庫を破壊したスターキー軍曹とカーライルは、北アフリカ戦線におけるドイツ軍の喉笛をかききるべく、要塞攻略を展開する。イギリス軍兵士たちはジープに乗って危険地帯を進む中、カーライルは50口径マシンガンを使用する。ドイツ軍の追跡を振り切った後、ジープから投げ出された二人は要塞爆破攻撃へと移っていく。カーライルとスターキーは二手に分かれ、ドイツ軍防衛線を突破し、重要人物であるジェームズ・デハート軍曹を救出に向かう。カーライルは、救出したデハート軍曹から地図作成兵が地下トンネルに幽閉されていることを聞く。地図作成兵を救出したのち、スターキーとも合流し、トンネルを通って脱出を試みる。
アメリカ軍キャンペーン[]
アメリカ軍キャンペーンではプレイヤーは第一歩兵師団ビッグ・レッド・ワン所属のチャック・ウォーカーとして、北アフリカ、シシリー、ノルマンディー沿岸でのミッションをこなすことになる。最初の三つのミッションはアーヘン攻略が舞台となる。ウォーカー軍曹、ベニー・チャーチ伍長は、マーケット・ガーデン作戦の失敗から逃れてきた部隊と戦車隊を率いる。古い村を無事確保したウォーカー軍曹とチャーチ伍長は、その後昇進する。
マルチプレイヤー[]
コール オブ デューティ ファイネストアワーのマルチプレイヤーは、PlayStation 2とXboxでオンラインでのプレイが可能。ローカルの分割画面は使用できない。ゲームキューブはマルチプレイヤーに対応してない。コール オブ デューティ ファイネストアワー のシステムは最大32プレイヤーの接続が可能で、また16プレイヤーがセッション毎に参加できる。
Xbox Liveサーバーのオフライン化に伴いXboxのサービスは終了しているが、PlayStation 2サーバーは2013年時点で稼働中であり、多くはないが対戦も常に組まれている。